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経験を生かして幅を広げたい

プロフィール:大学卒業後、地元イベント会社に入社。音楽コンクール、企業イベントの制作に携わる。その後、東京の番組制作会社に転職し、生放送番組を中心に担当。2015年、夫の上海赴任に帯同。現地フリーペーパーの記事執筆・撮影、コミュニティ運営などを経験。2019年秋に本帰国。現在は起業家向け写真撮影やオンラインサポートを行う。

経験を生かして幅を広げたい

今回は、日本でイベントや番組制作のディレクターを勤めた後、配偶者と共に中国上海に渡り、仕事とキャリアを両立させ、現在もお仕事に奮闘している高木美香さんにインタビューさせていただきました。

多忙なディレクター時代

海外転勤に同行する前のキャリアやライフプランについて教えていただけますか?

大学卒業後は東北エリアを拠点としたイベント制作会社に就職し、約4年間勤めました。20代半ばに「国際技能競技大会」に運営事務局スタッフとして携わる機会をいただきました。初めて国際的な大規模イベントに関り、「自分は小さな世界で生きている気がする」、「広い世界を知りたい」と思い始め、転職活動を始めました。学生時代にラジオ局でのアルバイト経験があり、マスコミ業界に興味があったため、東京の番組制作会社に転職しました。NHKのラジオ番組の中継や年越し特番、テレビの報道番組など、多くの生放送に携わるお仕事を7年ほど勤めました。

当時交際中だった配偶者から「上海転勤が決まった」と告げられます。このときに聞かされた帯同期間は「だいたい5年」と漠然としたものでした。私自身、多忙だったものの、当時の仕事にはやりがいを感じていました。ですが、離れて生活しながら自分の好きな仕事を続けることよりも、家族の時間を優先したいと気持ちが勝りました。退職をして、帯同することにしたのです。仕事を辞める時は少し寂しかったですが、当時の選択に悔いは全くありませんでした。

自分の経験を中国で発揮

次に、海外滞在中にキャリアを意識して取り組んでいたことについて教えていただけますか?

土日祝日が全く関係なく年中働いていたので、専業主婦になった途端に、何もしていないような気分になり、焦りを感じました。まず、語学力を身につけたくて中国語教室に通いました。1年間通い、日常会話ができるところまで上達しました。その後も、少しでも自分にできること、何かを生み出すことがしたいと思い、現地在住の日本人向けフリーペーパーの読者レポーターに応募し、執筆活動を始めました。美容室やエステ店で無料でサービスを受ける代わりに、その体験を記事にしていました。ディレクター時代の取材や原稿作成の経験を生かせたので非常に良い経験でした。

その後、子どもを出産しました。子どもを連れながらの体験が難しくなってしまったのですが、編集部や取材先のご好意により0歳児をおんぶしながらカメラマンとしてお店やモデルさんの撮影に携わりました。

そんな活動をする中で、「本帰国したら働きたい」という想いが芽生え、どうしたらスムーズに働けるか考えるようになりました。そこで、上海にいる日本人の駐妻たちで「キャリアカフェ上海」というサークルを立ち上げました。キャリアコンサルタントの資格を持つメンバーによるキャリアの棚卸しワークショップや、先輩駐妻を招いての茶話会などを開催しました。私は、会場の手配や告知チラシの作成、名簿作成など運営面で、仕事をしていたころの経験を活かし活動していました。

ライフとキャリアの両方を大切にしたい

最後に、この先のキャリアやライフプランについて教えていただけますか?

出産のために一時帰国していた時期に、ベビーマッサージの講師資格を取得しました。本帰国したらベビーマッサージ教室を開業したいと考えていたのですが、新型コロナウィルスの影響により、厳しい状況になり、自分の生活を立て直すことに目を向けました。自分の武器になるものとして撮影の経験・技術があること。また、上海に帯同した当時から、駐妻のオンラインコミュニティの運営にも携わっていて、ZOOMなどのオンラインツールを扱えることも強みでした。

このような経験や強みを生かし、今年4月から「女性起業家のオンライン黒子」と名乗って活動をしています。プロフィール写真撮影やオンラインでのプレゼン指導・演出、オンラインツールのレクチャーなどを提供して、女性起業家向けに活動のスタートアップを支えています。現在は、子育てをしながら、自宅を拠点にオンラインでのサポートや、個人で動ける範囲で撮影を中心に活動したいと考えています。フレキシブルに動ける現在のスタイルが心地良く感じています。家族との時間を大事にしながら、自分のペースで、今後も働き続けたいと思います。

学生ライター感想:

帯同先でも仕事を見つけて子育てもしながら頑張ろうと思う高木さんの行動力に驚きました!本帰国されてからもオンラインという環境を生かして前向きにお仕事をされている姿に心を打たれました。私も指導してもらいたいです!

取材・文:津田京香 

 津田塾大学総合政策学部総合政策学科2年

校正:長崎亜弥香

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