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夢をかたちに「非日常の充実」を届けるため、アクティブに行動

プロフィール:1990年生まれ。大学卒業後、旅行会社にて海外旅行商品企画・営業・添乗業務を経験。夫の海外赴任を機に会社を退職。現在アメリカに帯同中。非日常の充実さらには人生の充実を届けたいという信念のもと多方面で活動中。

夢をかたちに「非日常の充実」を届けるため、アクティブに行動

現在アメリカにて駐在帯同中の中山斉奈さんにインタビューさせていただきました。「非日常の充実」をテーマにアクティブに活動される斉奈さんに、渡航前のキャリアから将来のプランまでたくさんお話を伺いました。

旅行会社での営業経験

ー本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、アメリカ渡航前までのキャリアについてお話しいただけますか?

大学卒業後に、東京で旅行会社に就職しました。そこでは主に富裕層向け海外旅行の営業や、ヨーロッパでのクラシック音楽観賞ツアーの企画を担当しており、添乗員として現地に同行することもありました。その後、結婚を機に同部署の名古屋支店へ異動し、そこでは営業アシスタントを担当していました。

―旅行会社に就職された理由はなんだったのでしょうか?

海外や旅行、人と交流することが好きだったからです。あと旅行の力に魅力を感じていたことも理由にあります。旅行に出かけることで、新しい文化や価値観に出会えるので、その経験から日常生活がより豊かになったことはないですか?旅行には、旅行期間中だけではなくて、その後の生活にも良い影響があると信じています。実際に業務を通して、お客様に「非日常の充実した空間」を提供できることにすごく魅力を感じていました。

渡航の決心と現在の駐在生活

―では、アメリカ渡航前についてお話しいただけますか?

まず渡航前からお話しすると、当初はとても前向きでワクワクした気持ちでいっぱいでした。大学時代アメリカ文学を学んでおり、いつかアメリカに住んでみたい、アメリカで働いてみたいという思いがあったからです。取得予定のビザがアメリカでも就労が可能なビザだったので、現地就労も視野に入れて活動をはじめました。

しかし働く意思があることを夫の会社に伝えたところ、さまざまな理由で現地就労は禁止しているとのこと。その話を聞いた時、私の中で何かが崩れた音がしました・・(笑)では私は現地で何をして過ごせば良いのか?と。急に不安になったのを覚えています。

―その不安や迷いをどうやって乗り越えましたか?

「悩んだら行動あるのみ」というのが私のモットーなのですが、そのモットー通り、時間があるなら何か勉強しようと思いました。勉強内容は、以前から興味があったwebデザイン・プログラミングに決めました。またちょうどリモートワークが脚光を浴び始めた頃だったので、将来的には学んだことを生かして、アメリカから日本の企業向けにリモートワークをしたいと考えました。再度夫の会社に確認したところ、日本の企業から給与を得る形式であれば就労しても良いとのことだったので、そこから前向きになれました。また駐妻の各種コミュニティにも参加して、同じ境遇の方と悩みを共有し、悩みの解決や状況の改善をするために、活動していることもプラスに作用しています。

―現在、アメリカで何かお仕事をしていらっしゃいますか?

夫の会社に許可を得たものの、アメリカで日本の企業とリモートワークをするためには、私の取得したビザの規定により、労働許可証(EAD)を取得する必要があります。現在申請しているのですが、取得できるまでは就労が禁止されているので、無給ボランティアというかたちで日本のスタートアップ企業にて、webライターと広報担当として、リモートプロボノに取り組んでいます。

そのうち1つの企業はお酒をつくる会社なのですが、ただお酒を販売するだけではなく、その先のお酒を飲む非日常の時間をより良いものにできるよう活動をしています。私が旅行を通して実現したかったことと重なったのと、そもそもお酒が大好きということもあり、自分から社長に直接お声がけしたことがきっかけで現在に至ります。また、リモートワークは続けつつも、いつかアメリカでの現地就労も経験してみたいとも思っています。

駐妻になって考えたこれからのキャリアと日本の魅力

―お話の中で「非日常の充実」のようなお言葉がとても印象的でした。これから、それを意識したキャリアプランをお持ちだったりしますか?

1番は「非日常の時間を楽しめる空間をプロデュースする」ような事業に継続して取り組みたいと思っています。しかし最近は少し違う考えも芽生えてきました。

「なぜ非日常の空間をプロデュースしたいのか」について突き詰めて考えたところ、人生を心の底から前向きに、自分らしくそして何より楽しく生きる人を増やしたいという思いが根底にあることがわかりました。日常生活の柱である仕事における充実もプロデュースできるような、例えば人材系のお仕事やコーチングの勉強にもチャレンジしてみたいなと考えています。

また、日本から離れて暮らしたことで、日本への愛国心が高まりました。そんな想いから、日本が抱えるさまざまな課題を解決できるようなお仕事もしたいですね。

思いはたくさんあるものの、どれもまだ形にできていないのでもどかしいですが、日本に帰国して働ける日を夢にこれからも自分に向き合い、努力を続けたいと思っています。

―中山さん、ありがとうございました!中山さんの今後のご活躍を楽しみにしております!

学生ライター感想:

これまでのキャリアや駐妻の経験から将来のキャリアについて考え、そのビジョンを実現するために行動する中山さんのアクティブさがとても印象的でした。実際に行動に移すことは意外と難しいことですが、私も意識してトライしていこうと思いました。

取材・文:中村陽

 津田塾大学 学芸学部 英語英文学科3年

校正:中山斉奈

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