INTERVIEW

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プロフィール:1983年生まれ。大学院卒業後リクルートキャリア(現リクルート)に13年勤務。営業、キャリアアドバイザー、代理店渉外、採用と人材業界の領域で幅広く経験積んだ。夫の海外赴任を機に会社を退職。2021年春にタイに帯同。現在はタイの生活を楽しみながら自身のスキルアップに取り組んでいる。

どんな環境でも前向きな姿勢で、自分自身への“着火剤”を見つける

今回は、13年間の社会人経験を経たのち、現在タイにて駐在帯同中の中川麻美子さんにインタビューさせていただきました。充実した人材業界でのお仕事、タイでの生活、そして、中川さん自身のキャリアの捉え方を軸としたこの先のビジョンについて伺いました。

偶然のファーストキャリアでつかんだ「仕事」の感覚

ーご主人の駐在に帯同される前のキャリアについて教えていただけますか?

当初は全く違う業界を考えていましたが、人生には様々な選択肢があると思い、予想外にもたまたま受かった人材会社のリクルートキャリアで働くことを決めました。最初は営業成績がなかなか上がらず、成果が出ない状態が続き、苦しくて辞めることを考えていましたが、新規事業の立ち上げに参画をしたことをきっかけに、徐々に手ごたえを感じるようになりました。お客様に喜んでもらえて、社内で表彰されるようにもなり、職務を全うし相応の対価を受け取るという、真の「仕事」から得られる喜びを初めて知りました。人材ビジネスが好きになり、良質なサービスを提供できること、多くの人々や会社を助けられることにやりがいを見出すようになりました。

ー「リクルートキャリアでの経験を通して、どのようなことを学ばれましたか?」

何事も捉え方だと思うようになりました。嫌な仕事やモチベーションが上がらないこともありますが、それは物事を一方からしか見ていないだけで、他方から見ると、そこには新たなチャンスや様々な人との出会いが眠っています。リクルートキャリアでの経験を通して、負を正にしていくことの大切さ、捉え方次第で物事は変わることに気づきました。また、成果に対して対価をもらうのが仕事だと考えられるようになってから、仕事への向き合い方も変わり、連動するようにモチベーションや行動力も上がり、もっと結果が出るようになり、いいスパイラルができました。何事もチャンスに変えられることに身をもって学びました。

活かすも殺すも自分次第、タイでの時間

ー現在はタイでの生活を送っていらっしゃいますが、キャリアに関して取り組んでいることはありますか?

仕事から離れている今の時間が自分にとってネガティブなものだとは思っていません。自分のために使えるこの時間で、将来のキャリアのためにスキルアップを目指しています。リクルートキャリアで採用に携わっていたとき、ITに有用性を感じたので、情報処理とプログラミングの勉強に取り組んでいます。せっかくタイにいるので、英語に加えてタイ語も勉強しています。夫の駐在という外的要因でタイに滞在していますが、与えられた機会で自分が何をしたいか探すことが大事だと思っています。

「ありがとう」が積み重なるキャリアに

ー最後に、今後のキャリアやライフプランについて教えていただけますか?

帰国のタイミングがいつになるかはまだ分かりませんが、できるだけたくさんの人に出会って、人のために何かをして、「ありがとう」と言ってもらえるような仕事をしていきたいと思っています。もちろん私の経験や私にできることを最大限活かしたいですが、今度はワクワクする面白そうなことにも挑戦してみたいです。例えば、将来居住する地域に貢献したり、地元を盛り上げたりする取り組みに携わることを思い描いています。どんな内容の仕事であれ、人と関わり合いながら、サービスを提供したり誰かのプラスになったりできれば幸せです。

学生ライター感想:

中川さんのエネルギー溢れるお人柄とお話に圧倒されました。わたしも中川さんのように、自分の中での真の「仕事」やそれを通しての喜びを見つけていきたいと思います。

                 

取材・文:笠原菜々子

 津田塾大学学芸学部英語英文学科3年

校正:中山斉奈

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