元駐妻も活躍!リサーチスペシャリストチーム:グローバル・カルテット 後編
駐妻のキャリアについて、気になる人にインタビュー。
グローバルリサーチ&アウトプットのスペシャリスト集団、グローバル・カルテット。後編は元駐妻のチームメンバーの方々も交えお話をお伺いしました。
インタビュー前編はこちらから!
ー 皆さま元駐妻とお聞きしたのですが、グローバル・カルテットのお仕事を始められたきっかけを教えていただけますか?
Aさん:
チーム初期メンバーに誘われ、参加しました。
Bさん:
旧友から紹介され、仕事を始めました。
Cさん:
帰国後しばらくして週2日の仕事から再出発したものの、仕事内容に物足りなさを感じる日々で、、、
そんな時、代表の城に声をかけてもらったことがきっかけでチームに加わりました。城とは、駐在時代に始めたブログで知り合いました。
ー 実際にリモートでお仕事をされ、感じられたことなどあればお聞かせいただけますか?
Aさん:
キャリアが各々違うので当たり前なのかもしれませんが、興味の範囲や得意分野が人それぞれ違うことに感銘を受けました。また、依頼されるリサーチの分野が多種多様で、メンバーそれぞれに活躍の場があるのが素晴らしいと思います。
Bさん:
現在は子ども優先で生活をしているので、細切れの時間を集めて仕事ができることは本当に有難いです。慣れるまでは、他メンバーの動向も分からないので不安も多くありましたが、質問する勇気を持ててからは、自分のペースや周りの状況も掴めるようになり、リモートワークでの不都合さは全く感じなくなりました。
Cさん:
依頼されるリサーチは分野が幅広く、仕事開始当初は自分の専門(金融)外であることが多かったため、手を挙げることに躊躇していました。ですが、他メンバーが時間を取れないときに思い切って引き受けてみたことがきっかけで、今は少しずつ分野を広げています。
また、調べてみると、思ったような材料(調査結果)が上がってこないこと、内容の再構築の必要性、そしてごく稀に内容を誤って理解していたことに気づき、想定以上の時間が取られてしまうこともあります。どこまで時間をかけるか、リモートワークであるがゆえに見切りの判断がつかないこともありますが、まだまだ勉強段階なので、なるべく自分の納得がいくところまで手掛けるようにしています。
そして、仕事を通じて様々な分野の知見を広げられるため、自身の社会・経済に対する好奇心が満たされ、想像以上の達成感が得られています。
グローバル・カルテットチームメンバー、ランチMTGでの一枚。
ー 自分の裁量で決めることができる働き方だからこそ、自由度が高い一方で自律が重要なのですね。仕事を通して好奇心が満たされるという点、魅力的です!
駐在中に取り組まれたスキルアップの方法などあれば、教えていただけますか?
Aさん:
コミュニティカレッジでC言語(プログラミング言語)とスペイン語の授業を受講していました。「人生の復習」と考え、それまでの職歴で必要だと感じたスキルを体系的に学び直そうと取り組んでいたので、スキルアップというより趣味に近かったかもしれません。
Bさん:
英会話のプライベートレッスンを週に1〜2回受けていました。
Cさん:
US CPAの勉強を始めるも、すぐに出産・子育てが始まってしまったため、資格取得まで至りませんでした。日本ではぺーパードライバーでしたが、駐在期間中に車の運転が出来るようになったことは帰国後も役立っています。少しですが英語力が向上したことは、外資系での仕事や英語でのリサーチ業務に繋がっていると思います。
ー 英語を始め、他言語でのリサーチは、元駐妻の経験を活かせそうですね!
最後になりますが、今後の抱負・キャリアップへの展望やプレ駐妻や現駐妻へのメッセージなどあればお願いします!
Aさん:
教育機関でパートタイムとしても働いており、子育て中でもあることから、教育に興味がわいてきました。どのような形か分かりませんが、教育分野に携われたらと考えています。
Bさん:
現在関わっている仕事に関しては、完成品の精度を高め、リモートワークには、何よりも求められるであろう、仕事に対する誠実な姿勢を忘れないようにと思っています。
Cさん:
まだ子どもが小さく手がかかるため、子育てに重きを置きたいという思いがあり、その中でどれだけ自分が社会に関わっていけるのか、常に模索状態です。しかし、これからリモートで出来る仕事はますます広がるとの思いから、PCスキルやITリテラシーへの感度を高めていきたいと思っています。
そして私からプレ駐妻や現駐妻の皆さまへ。
駐在生活は、違う生活様式や価値観を体感できる、得難い経験です。
そして海外で育児をし、暮らすということは、簡単なことではありません。その経験が、自分を大きく成長させてくれたと、今でも感じております。
一方で、日本での働き方はリモートワーク含め多様化しており、我々にはチャンスが広がっていると思います!
ご自身の人生に合わせたキャリアスタイルを探してみて下さい。求める者に、道は開けると思います!!
城さん:
今後の抱負・展望としては、メンバーの成長が著しいので、チームの価値と認知を上げて業務単価を上げていきたいと思っています。大手コンサルティングファームの外部リサーチ部門として定期活用いただくことが目標です。
駐妻の皆様へ
様々な人がいて、企業も多種多様ですが、今、日本の社会はブランクのある方にそんなに冷たくありません。
むしろ、ブランクのある優秀な方をどう活用するとモチベーションアップを図れるのか、雇用形態にこだわらないで人財活用することで業績を伸ばせるのではないか、と真摯に取り組んでいる企業が多い印象です。
キャリアの再構築も昔のように「正社員一択」ではありません。
グローバル・カルテットには、すでにマルチプレーヤーとしてひとり立ちできるようなメンバーや、パラレルキャリアに取り組んでいるメンバーもいます。
いずれのメンバーにも、高い自走力、チャレンジ意欲旺盛、ひっそりと自己研鑽、という3大共通点がみられます。キャリアアップという意味では、少し遠回りしているようにも見えるかもしれませんが、働き方が多様化してきている今、チームでリモートワークという働き方が、様々な状況を考慮すると今の彼女達にはベストな選択なのかもしれません。
何かに抜きんでて得意ではなくても、守備範囲を広く捉えることで、帰国後に再就職できたり、新しいことを始めるチャンスが広がったりするのではないでしょうか。
私たちチームも皆様の再就職のはじめの一歩として活用いただけるような組織作りに邁進してまいります!
<インタビューを終えてみて>
前編公開後、「タイ語でのリサーチ」などニッチなお仕事もされているとお聞きし、まさに多様なバックグラウンドをもつメンバーの強みを活かされていることを知りました。
チーム・メンバーから愛情を込めて「ボス」と呼ばれている代表の城さんですが、お話をお聞きして納得。業務の質とスケジュールとのバランスを取りながら、メンバーへ対する思いやりが話の端々から感じられ、リモートワークに大切なマネジメントを学ぶことができました。
フリーランスという立場やリモートワークという働き方は時に孤独を感じるものですが、城さんのようなリーダーと向上心の高いメンバーとが集まったグローバル・カルテットは、チームとして最大限に魅力を引き出されているのだと思います。
リモートワークが盛んになってきている現在、「フリーランス×チーム」の形態が広がると、駐妻のキャリアもより多様になっていくのではないでしょうか。
(担当:秋元かおる、金村彩香、上原寛子)
グローバル・カルテット
ひとりのフリーランスより、複数名の専門性。
「世界のどこにいても働き続けられるカタチ」を創造し、“チームでクライアント様の課題解決”に努める、グローバルリサーチ&アウトプットのスペシャリスト集団
http://www.g-quartet.jp/