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米倉さん

Waris米倉さんに訊く 駐妻フリーランスの可能性<後編>

駐妻キャリアnetの皆さん、こんにちは!改めまして、ブラジル駐在歴1年の駐妻、振井 蘭(フリイ ラン)(30)です。
前編に続き、Warisの共同代表:米倉史夏さんに、今回はフリーランスのメリット・デメリットなど様々な切り口から、フリーランスの可能性をより深掘りしていっちゃいます!
(最近のフリーランスの職種についてなどをお聞きした前編はこちらから!)

疑問その3 フリーランスのメリット・デメリットって何?

ここまでいろいろとお話を伺ってきたのですが、フリーランスのメリット、デメリットについて教えていただけますか?

米倉さん

フリーランスは「プロ人材」として捉えられているので、育成コストのかからない実績ある領域で勝負することが本筋かと思います。でもこれまでのキャリアの延長線だけでみるものでもなく、新しいチャレンジができる可能性もフリーランスにはあると思います。これまで見てきた中で採用業務の業務委託で仕事をされていた方が、業務外ですが、スキルアップのために同じ会社の人事評価制度にも関わっていたケースがありました。

新たな自分にチャレンジしやすいということですね!

米倉さん

その通りです。

メリットとして整理すると、

1: 自由度が高い
出社するかどうかも、時間も住む場所も自由。成果を出すことができればいいということです。

2: やりたい仕事も工数も選べる
介護や育児、就学、起業準備など自分の状態に合わせて、自分の望ましい工数・仕事を選べるというのもメリットです。

3: 伸ばしたい分野の仕事に集中してできる
正社員だと、会議調整や教育などいろいろな仕事が入ってくると思うのですが、フリーランスだとこのキャリアを伸ばしたいんだ、と自分の意志に基づいて仕事を選択できます。

4: 仕事を通じた出会いを通じて、自分のキャリアをデザインできる
出版社でライターをやっていた人が、企業ブランディングに関わるケースがありました。その方は出版社で編集者として働く傍ら、フリーランスのライターとして活動される中で、ある企業に目の付け所がいいとその能力を買われ、コピーライティングの仕事をもらったようです。今ではそこから派生して化粧品ブランドの立ち上げなど、企業ブランディングの仕事をするまでに至っています。その方はおそらくそのまま出版社にいたら、ライターから編集長になってという典型的なキャリアパスだったかもしれません。例えば記事のタイトルの付け方がうまい、とか編集者として優秀だよね、というキャリアの見いだされ方はあったかもしれませんが、コピーライティングで追加発注があって、そこからブランディングといったキャリアには至らなかったかもしれないですよね。こうしたことを考えるとフリーランスの可能性に驚かされますね。

デメリットでは、

1: 成果を出さないといけないというシビアさ
プロとして見られるため、成果を出さないと仕事の継続が難しいですね。それがフリーランスのデメリットでよく取り上げられる「収益の不安定さ」につながってくると思います。

2: 代替人材がいない
正社員だと誰かが代わりにやれますがフリーランスはそうではありません。「あなただから任せている」ということ。なので体調管理・時間管理すべてマネジメントしていくことが不可欠になります。

3: 複数案件重なるとスケジュール調整が大変

4: 学ぶ機会や仕事を獲得していくことをすべて自分でマネジメントしていくのが大変

疑問その4 フリーランスに向いている人・向いていない人っているの?

ずばり、フリーランスに向いている人・向いていない人っていますか?

米倉さん

向いている人のイメージでいくと、

1: キャリアを自分でデザインしたい人

2: 変化を楽しめる人
仕事の進め方・新しい手法、状況が変わることは当たり前。いきなり案件が変わることもあります。そういう波がある状況を楽しめる人が向いていると思います。

3: 自由と責任がセットだと理解できている人
ただ自由になりたい人にはあまり向いてないかもしれません。自立的に動き、コミットメントも求められるので、それを理解しながら進められる人が向いていると思います。

向いていない人は、

1: 一匹オオカミ、単独指向
人と働くことがいやだからフリーランスになる、という人がいて誤解を感じたことがあるのですが、フリーランスではチームで働く、周囲を巻き込みながら働くことができないと成果が出しにくいのでこれを挙げました。

2: 安定志向が強い人
先ほど申し上げたように変化も多いので、先が見えないことに不安になってしまう人にはあまりお勧めできないかもしれません。

3: 承認欲求が強い人
なかなか褒めてもらいにくい環境なので自分で自分を褒められる人がいいかなと思います。

なるほど、「自律」がキーワードですね。私は会社員時代には上司の意向を伺うタイプでしたが(笑)、これを機に新しい自分を開拓してみようかなと思えてきました。

わかりやすく丁寧に答えてくださる米倉さん

フリーランスは新しい自分のチャレンジへの一歩になりうる?

スタートの話に戻るのですが、お話を伺っていると、フリーランスって正社員になるための1ステップなのかな、果たしてそうなのかなという疑問が持ち上がってきました。今、企業の終身雇用制度が崩壊しつつあるなど社会状況は大分変わってきていますよね。このコロナでそれが加速したようにも思います。

米倉さん

そうですね。おっしゃるとおり、企業は安定的に雇用を維持できなくなってきている状況はあり、正社員=安泰という構図も崩れつつありますね。だからこそますます自律的な生き方が求められる。でもむしろこれは新しい自分にチャレンジする大きなチャンスですよね。

そうか、場合によっては一時的と思っていたフリーランスという働き方がライフワークの形になるかもしれないということですね。

米倉さん

そうかもしれません。もしかすると私が今回話した内容だとフリーランスはスタートからずいぶんプロフェッショナルな能力を求められるというイメージを持たれたかもしれませんが、フリーランスの仕事にもいろんなレベル感があって、例えば蘭ちゃんのお仕事を分解していくとPowerPointの作成だったり、数値分析だったり。
戦略的なお仕事となると、例えばCEO直属のアシスタント業務で、調整業務だけでない、経営的な能力を求められる仕事も多く任されることもあるわけです。

そうなんですね。最初から何かのエキスパートでなくては、とハードルが高く感じられていたんですが、私でもできるところから始められるんですね。

米倉さん

その通りです。駆け出しフリーランスをサポートする市場体制になってきていると思います。ただ、それを表面的な興味関心ではなく、将来的に自分がどんなキャリアを築いていきたいか、ビジョンを持って選択していった方がいいと思います。フリーランスはこういった意志ある選択を後押ししてくれる働き方だと思います。
駐妻キャリアnetさんでも求人を紹介させていただいたことがありますが、会員の方からのリアクションが少ないのが残念だなと感じています。

そうですね・・・私たち駐妻はいきなりキャリアが分断されたような感覚を持っていることが多いので、もしかしたらどういうキャリアを描きたいかが描けなくなっている人が多いのかもしれません。そうなると求人案件と自分との結びつきが感じにくく手を挙げにくいのかもしれませんね。私自身がそうなのでわかります。
駐妻キャリアnetのキャリアサポートという活動の中で、キャリアカウンセリングやキャリアデザインセミナーなどが紹介されていますが、そういった機会も活用しながら本来自分がやりたかったことや自分らしい自分とは何か?に立ち返ったり、発見したりすることが大事なんだなと改めて思いました。

米倉さん

そうですね、特に自分の求めるキャリアが明確かどうかは、フリーランスを活用する上で大事なので、本来のキャリアの方向性を見いだすことができれば、この仕事にチャレンジしてみようかな、と思えるかもしれません。是非気軽にフリーランスなどの仕事に挑戦していただきたいなと思います。

力強いメッセージありがとうございます!
私もチャレンジの一歩を踏み出したいと思います!

【参考】

◇Warisのフリーランスについてはコチラ
https://waris.jp/index.html
※Warisでは、以前会員用ページでも紹介させていただいたインサイドセールスのサービスも立ち上がっています。
企業向けの紹介内容になりますが、ご興味ある方はコチラ
Warisインサイドセールス アウトソーシング – 株式会社Waris

<前編はコチラ> 

ー インタビュアー 

振井蘭(フリイ ラン)

 ブラジル駐在歴1年​。中堅自動車メーカー営業企画8年経験後、夫の駐在帯同のため退職(夫も同じ会社)​。趣味は海外旅行。​フリーランスに興味はあるが、手に職がないので二の足を踏んでいる​。妊活中​。

 ※注 架空の人物です。

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