【開催報告】（5/4開催）キャリアにも育児にも役立つアンガーマネジメント研修（会員限定、NGO寄付型講座）
2021年5月4日（火）に、認定NPO法人国際子ども権利センター（C-Rights, http://www.c-rights.org/）と駐妻キャリアnetがコラボし、自分のイライラが起こるメカニズムを理解し、感情をコントロールするための健康的な対処方法を学ぶ研修「キャリアにも育児にも役立つアンガーマネジメント研修」を開催しました。
配偶者の海外駐在帯同中の自身のキャリアに葛藤する気持ち、日本にいる家族を心配する気持ち、滞在先での日本人コミュニティ内の人間関係に基づくストレス、海外での子育てに関するストレスなど、普段の生活で抱える自分の気持ちやストレスと向き合いたい多くの方に、アメリカ、ヨーロッパ、日本などの世界各地からご参加いただきました。
以下、参加していた駐妻キャリアnet会員の皆さんからの感想です。
◇「研修を受講して生活が劇的に変わりました！」
子供の言動に反応することが少なくなり、私が笑顔だともちろん子供は機嫌がいいし、そして主人の態度も変わったのは驚きでした。家の中の嫌な雰囲気がなくなったことで、主人も私や子供と関わりたい気持ちが増したのだと思います。
◇「イライラするのは人間性の問題ではなく動物としての本能である」
そのメカニズムを分かりやすく知ることができたことが良かったです。自分の気持ちに罪悪感を抱かなくて済むのは、それだけで家族への接し方も変わりました。
◇「海外での子育ては、本当に辛い」
海外生活は楽しいことの方が多いと思って過ごしていましたが、コロナ渦でサポートのない生活を送り、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていたんだなと気づかせて頂きました。
90分という短期集中型の研修でしたが、アンガーマネジメントの重要なスキルを習得したことを証明する修了証も取得することができる有意義な研修でした。改めまして、認定NPO法人国際子ども権利センター認定講師の園田さん・増田さん、ご協力いただきどうもありがとうございました。
【イベント概要】
■開催日
2021年5月4日（火）
■オンラインzoomにて
■主催団体
駐妻キャリアnet
■イベント趣旨
・仕事や育児などに対する自分のイライラが起こるメカニズムを理解し、感情をコントロールするための健康的な対処方法を学ぶ
・認定NPO法人国際子ども権利センター（シーライツ）に参加費3万円を寄付する
■講師プロフィール
・認定NPO法人国際子ども権利センター（シーライツ）認定講師・園田 京子さん
Licensed Professional Clinical Mental Health Counselor of the State of NM, USA。中学時代に父がインドネシアに2年間単身赴任。高校時代に自身が１年間留学。立教大学経済学部を卒業後、衆議院議員秘書を経て、1997年に夫の故郷・米国CO州に移住。カウンセリング心理学修士号、National Certified Counselor資格、心理カウンセラー（LMHC)資格、臨床心理カウンセラー資格（LPCC）を取得。2005-2014年にConflict Management Instituteにて、離婚・別居カップル対象のCooperative Parenting (Anger Management)を指導。2005-2009年に海外で初めて子育てをする邦人家族を支援。2006年にアジア系移民を支援するNew Mexico Asian Family Centerを設立し、DVや虐待を始めとする犯罪被害者、文化的適応障害、依存症、移民家族の世代間の問題などを抱えるアジア系移民にカウンセセリングを提供。ケースワーカーとして法廷アドボカシーの支援にも従事。2012-2016年にSmall Steps Child Counselingにて子どものための遊戯セラピーと子育て講座を担当。2016年に帰国し、2017年よりTokyo English Life Lineで在日外国人対象のカウンセリングと企業のメンタルヘルス研修を提供。2018年より認定NPO法人国際子ども権利センター認定講師として、子ども時代の逆境体験の中長期的な影響に関する講演や子育て講座、アンガーマネージメント講座を提供。
・認定NPO法人国際子ども権利センター（シーライツ）認定講師・増田 亜子さん
Certified Anger Management Specialist,National Anger Management Association (米国)。自身も父の転勤に伴い、9〜15歳の時期をアメリカで過ごす。現地校（＋補習校）→日本人学校→現地校を経験して帰国。大学院卒業後、ローランド・ベルガー・ストラテジー・コンサルタンツの日本法人に勤務。コンサルタント、その後プロジェクトマネージャーとして約10年にわたり内外の民間企業に加え、経済産業省（旧通商産業省）やEU欧州委員会などの政府機関をクライアントとするプロジェクトに関わる。社内初の産休・育休取得後、会社に復帰するものの二人目の子どもの妊娠を機に退職。クライアントであったkate spade new yorkに転職し、kate spade new york Japan Officeの設立を任され、駐日代表を6年にわたり勤める。子育てと実父、義母の介護に従事するため退職。認定NPO法人国際子ども権利センターの活動に加わりながら、セカンドキャリアとしてアンガーマネジメントを学び、その普及を目指している。
執筆：鈴木真代
校正：秋元かおる 中山斉奈
